大雪の思い出
2月15日というと、皆さんは何を思い出すでしょうか。担当は、やはり5年前、2014年の大雪ですね。あの時は、たいへんでした。
この年の2月14日(金)から降り出した雪は、ひと晩のうちにとんでもない積雪となりました。
この時、仕事で出かけていた担当は、明けて15日の土曜日、朝の9時頃に自宅最寄であるJRおよび京王線の橋本駅に着きました。報道ではしきりに雪の状況を報じていましたし、帰宅中に雪の様子は見ていましたが、鉄道各社が何とか動いていたので、担当はやや甘く考えていました。
ところが、駅から出たとたん、自分の認識の甘さを思い知りました。
幹線道路も何もかも、路線バスは止まっていて、復旧の見通しは立たない状況でした。担当はこの街で50年以上暮らしていますが、バスが止まってしかもいつ走れるようになるかわからないなんて、初めてのことです。
しかたなく、自宅の方向に向かっててくてく歩き始めました。そして、視界に入るものを見るたびに、路線バスが通るなんて、今日や明日はまず無理だろうと思いました。
これは駅近くの協同病院の前です。車道も歩道もすっかり雪に埋まっていて、みんな車道の真ん中を歩いていました。担当も同じように歩きました。
これは国道413号線。地元では津久井街道の呼び名のほうがよく知られています。二本松の近くです。重機が除雪していました。ご苦労様でございます。
これは担当の自宅の近くです。裏路地は、どこもかしこもこんな状態でした。まさか、自宅に戻るために雪中行軍演習みたいなことをするとは、夢にも思いませんでした。ここまで来るまでに、何度も滑ってコケました。とほほ。
ようやく自宅に着いたのは、11時近くでした。普通なら駅から歩いても1時間もかからないのですが、この時は1時間半以上かかりました。
その後がもまたたいへんでした。来る日も来る日も雪かきです。至る所に、大人の身長より高い雪が高く積み上げられていましたね。
これは4日経った2月19日。西橋本のコーナンさんの脇です。道路を1本、雪置き場にして除雪作業をしていました。雪がトラックよりも高く積み上げられています。
報道は盛んに「50年ぶりの大雪」と連呼していましたが、担当の地元に住むご高齢の方々などは、「50年どころか、70年ぶりくらいじゃないか」などと仰っていました。
今年はこれまで、都心やその周辺にはたいした雪は降っていないようですが、まだ油断は出来ません。3月になってから、忘れた頃に振ったりすることもありますから。