ゴーン氏保釈
お昼過ぎのひと時に、いきなりの大ニュースです。元日産の会長、カルロス・ゴーン氏の保釈が認められたそうです。保釈金は10億円とのこと。さすがに10億円をあずけたとなれば、ゴーン氏も海外逃亡はしないでしょう。多分、ですが。
どんなやり手の弁護士なのかと思ったら、なんと弘中惇一郎弁護士です。
弘中弁護士と言えば、人権派として弱い者の味方、をしていたのはずっと昔の話。現在では、大企業などのお金持ちの味方です。
とくによく知られているのは、消費者金融の武富士が起こした一連の事件の際に、武富士側の弁護士として大活躍しました。その際、武富士の問題を追及していたジャーナリストたちを徹底的に攻撃したので、現在もジャーナリスト諸氏には蛇蝎のように嫌われています。
担当も弘中先生は裁判所で何度か拝見したことがありますが、いや、あんまり多くは言わないことにしましょう。弁護士先生のことを悪く言うと、後が怖いですからね。
一方、消費者側の味方として奮闘している宇都宮健児弁護士は、とても気さくで穏やかな方です。東京地裁のロビーでお会いした際、担当は失礼にもあれこれ勝手な意見をまくし立ててしまいましたが、宇都宮先生はニコニコしながら聞いてくれました。もう15年以上前のことですが、本当に失礼しました。
担当の余談はともかく、ゴーン氏の裁判の行方は、とても気になるところであります。