soshiki--ex’s diary

コラムみたいな記事やみんなが気になることなど書いてます。

円高か 円安か

 

 

 テレビのニュースを見ていると、ほぼ必ず円や株価について報じられます。円安とか、円高とか、平均株価が上がったとか下がったとか。

 戦後の日本では、1ドルは360円で固定されていました。それが、昭和48年(1973)年の2月13日に「変動相場制に移行する」と発表されました。そして翌14日には円がどーんと値上がりする。以後、円高や円安で大騒ぎすることとなります。

 株とか為替とかにまったく縁のない担当は、円相場といっても若い頃はまったく無関心でした。関心が出てきたのは、クルマの運転をするようになってからでしょうか。円高だと、ガソリンが安くなる。庶民である担当には、その程度の認識しかありません。

 そして、企業レベルになると、大変なことになる。ドルが1円、上がったり下がったりするだけで、とんでもない金額の差が出てくる。輸出でモノを売っている会社だと、円高になって昨日までは1000万円で売れたものが、今日になったら900万円になってしまった。そんなことが起きるわけ。

 ならば円安がいいかというと、今度は原材料を輸入している会社などでは、逆に900万円で購入できたのが1000万円になってしまった、という事態になるわけです。なかなか難しいですね。

 ところが、ネットのSNSなどを眺めてみると、「円高だ、たいへんだ」とか「円安がいいに決まっている。円高が好きなヤツは日本人じゃない」などと連呼する人がいたりする。どこの会社の人なのかとプロフィールを見ると、普通の主婦ですとか、どこにでもいる会社員とか書いてある。

 なんで普通の主婦とかサラリーマンとかが、円高を眼の敵にするようなことを繰り返すのか、さっぱりわかりません。心のゆがんだ担当は、「本当にただの主婦とか会社員とかなの」と疑ってしまいます。何しろ、SNSのプロフなんて、どうにでも好きなようにかけますからね。

 ちなみに担当は、普通の会社員、ではありません。普通の、ダメなアルバイトのおっさんです。とほほ。